実質的な定年と平均年収の関係


IT系のエンジニアが携われる職種は多岐に渡るようになりましたが、その中からどれを選ぶかで年収に違いが生じます。平均年収についても統計が行われていて、高い年収を夢見てエンジニアを目指す人の場合には、平均年収が高い職種を選ぶ傾向があるのは確かです。
しかし、それと合わせて考えなければならないのが職種によって異なる実質的な定年であり、職種によって活躍している年齢層に違いがあります。システムエンジニアはIT系のエンジニアが最初のキャリアとして選ぶことが多いですが、体力や体の不調、技術についていけなくなったなどの理由から30代のうちに転職を考える人がほとんどです。結果として給料は低いという印象を受ける職種になってしまうものの、中には晩年までシステムエンジニアとして働いて高収入になっている人もいます。
一方、コンサルタントはIT系の中でも給料が高いことが知られていますが、独立して行っていれば定年は実質的に存在しません。もともとシステムエンジニアなどでキャリアを構築してからコンサルタントになるというキャリアパスを取るため、年齢層が全体的に高めで給料が低い人があまりいないのも特徴です。そのため、コンサルタントになれれば年収は高めになるのは確かですが、若いうちになるのはなかなか難しいということも知らなければならないでしょう。
このように、IT系のエンジニアは平均年収だけでなく働いている年齢層についても把握して、給料を比較することが大切です。